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カギのない生活を想像してみた

      2015/04/10

nokey_life私のカバンにはカギがたくさん入っている。走るとそのカギがガチャガチャぶつかってうるさいほどだ。それに一つ一つは軽くても、数が多くなればそれなりの重さになる。だから時々、これらのカギを全て放り出してしまいたくなることがある。カギのない生活ってどんな感じだろう。ちょっと想像してみた。

まず家のカギがなかったら。きっとすぐに空き巣に入られるんだろう。我が家のなけなしの財産なんか、きっと一瞬でかっさらわれるに違いない。それから車のカギがなかったら。きっとすぐに車上荒らしの被害に遭うんだろう。車上荒らしだけならまだいいかもしれない。下手をしたら車ごと持って行かれてしまうだろう。次に自転車のカギがなかったら。きっと駅に停めたら、その日のうちに誰かに乗り回されてしまうに違いない。私は駅から徒歩で帰る羽目になるんだろう。

だけどもし、この世に悪い人がいなければ。家のカギがなくても、誰も勝手に家に入らず財産もプライバシーも守れる。車のカギがなくても、例えカギを挿しっぱなしにしていても、車を取られることはない。自転車のカギがなくても、勝手に自転車を使われる心配もなく私は無事帰り道を鼻歌でも歌いながら颯爽と自転車で帰って来られるんだろう。

そう、カギってそもそも、悪い人がいるからこそのツールなのだ。そしてカギ師も警察も、悪い人がいてこそ成り立っている商売である。カギのない生活=悪人のいない生活=警察のいない生活。将来警察官になりたいと言っている息子には言えない、世の中の不条理である。

 - 大事な鍵

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